2013年1月15日

やっぱり買っておけばよかった振袖

Filed under: — admin @ 6:45 PM

私は自分の振袖を買ってません。人から借りて写真だけとってもらってすませてしましました。成人式には出席してません。というのも、大学で一人暮らしをしていて、大学の試験の日程から、実家に戻って出席するというのは、どう考えても厳しすぎたのであきらめました。理系の大学だったので、単位を落としたら留年するかもしれなかったんです。試験が終わって実家に帰省してから、じっくり着物選びをするということで両親と相談済みでした。実家に帰って、着物を選ぼうと着物屋さんに言ったんですが、もう成人式には出席しないし、着る機会もそうそうないので、振袖を作るのはやめて、花嫁道具として持って行ける訪問着を作ってもらうことになりました。振袖を着る機会は、あとは結婚式くらいしかないですが、結婚式に来て行くのに、着付けができないからです。


普通の訪問着の帯くらいなら自分で練習したらできるようになると思ったんですが、振袖の場合は帯の結び方も派手に作りこむことになるので、一人暮らしをしている私一人では不可能で、そのたびに美容院にいかなきゃいけません。また、着た後の片付けやメンテナンスも考えるともったいないかなと思ったからです。でも、いざ自分が結婚して、もう振袖を着れない世代に突入したら、やっぱり振袖のあの優雅さ、華やかさがいいなと思ってみてしまいます。あの華やかさに負けない若さはあの時しかなかったんだと実感します。過ぎて失って、やっと初めてわかるって感じですね。親が買ってくれるといってるんだから、そのまま甘えておけばよかったかなと思いました。


自分が切れなくなっても、大事に取っておけば、娘にそのまま譲ることができます。着物は財産ですから。自分のために親が作ってくれたものを娘に譲るって、なんか大事なバトンを渡した気分で、すごくうれしい感じがするんです。私も義母から、若い時にきていたという訪問着を譲っていただけました。着物そのものは普通の着物でしたが、なんだか嫁として認めてもらえた、受け入れてもらえたという気持ちになって、とっても嬉しかったのを覚えています。そういう世代をまたいだお譲りができるのが、流行のない着物の良いところだと思います。娘には成人式にちゃんと着物を着て出席し、写真を残してほしいなと思っています。大きくなったら、着物姿の似合う女性に成長してくれたらいいなと、2歳の娘を見ながら毎日思っています。大事にしたい伝統です。